2010年6月5日土曜日

ハンダ付けの限界に挑戦してみました。



今回は、SH-2A基板でカラーLCDの表示に挑戦したことから始まります。
使用した、カラーLCDは OPTREX T-55343GD035JU-LW-AEN で、少々手こずっています。

まず、Interface誌(2010/6)の液晶表示制御を参考に、プログラムを作成して実行しました。しかし、LCDは真っ暗のまま、砂嵐、ノイズぐらいは表示されると思っていたのですが、

OPTREX のドキュメントを調べ直すうちに、バックライトLEDの順電圧:19.2Vに気付きました、ここで初めて、LEDのコントローラ回路が必要であることがわかりました。

さらに、同LCDのアプリケーションノートが入手でき、そこには、LEDコントローラの動作例(回路例)が記載されています。LEDコントローラには LEDリニアテクノロジーのLT3591 が使われています。

 LT3591を購入し、実際に手にすると、3mm×2mmのパッケージ、各端子が0.5mmmピッチその小ささがかなりのハードルになったことを改めて実感しました。

 ハンダ付けに、四苦八苦した経緯を以下に述べます。

◎異常発熱。
 1個目のLT3591 出力の電圧(A-K間)は6.0V、普段使う3端子レギュレータ並みの発熱。LCDは依然真っ暗、6.0Vの出力では、、、
◎白煙が上がる。
 2個目のLT3591 CTRL端子をGND にすると、白煙が上がった、さらに、22uHのインダクタからも白煙が、、、
◎42.5Vの安定出力
 3個目のLT3591 CTRL端子を3.3Vに接続、出力の電圧(A-K間)は42.5Vで安定出力(無負荷)
 4個目のも同様に、42.5Vの安定出力

  ・・・42.5Vは危ないと思いながら、出力電圧が安定していたので、勇気を奮ってLCDに接続

◎LCDのバックライトLED点灯
 3、4個目のLT3591のコントロール回路をLCD(AK端子)に接続、ようやくバックライトLEDが点灯、この時の出力電圧は17.7Vで、発熱なし。
 

※ハンダ付け手順
 ①サンハヤトのエクステンション基板(0.5mmピッチ)を5mm(4線)切り分け、ハンダメッキする。
 ②LT3591の1~4端子に①の基板切片をつけ、裏面の接着状況を確かめて、5~8端子を着ける。
  *裏面の接着が、LT3591の裏面の中央のGNDに及ぶと、異常発熱、等の不具合に繋がる。
 ③SOP8ピン=>DIP変換基板を加工
   変換基板のハンダポイントを適宜に削り取る。(1~2mm程度残す程度)
 ④変換基板に、②を両面テープで固定する。 エナメル線のハンダ付けで、変換基板と②を繋げる。

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