2010年6月7日月曜日

付属SH-2A基板 2Chオシロスコープ


 CQ出版 Interface誌 付属SH-2A基板に 昨年NXP LPC2388基板 で作成した、簡易オシロスコープを移植しました。
 今回は、内蔵ADCを使いました。インターバルタイマ(MTU2使用)で最高で10uSの間隔でサンプリングします。(100KSPS)
 ハードウエア構成は、拡張基板を従来より、コンパクトにしました。

1.内蔵ADCについて、
 1)サンプリング周期の上限決定
   ルネサスSH7262ハードウエアマニュアルの「24.A/D変換器」 レジスタ:ADCSRのクロックセレクト:CKSの設定で変換時間 212~548tcycの記載が目に付き、ダメモトで10uSのサンプリング周期を試しました。多少の波形の乱れはあるものの一応サンプリングが成功しているようなので、この値を最高値としました。
 (tcycは Iφ:144MHzをさすのか、Pφ:24MHzをさすのかいまいち不明ながら、10uSのサンプリングが成功する可能性があると思い試しました。)

 2)ADCモードについて
  マルチモードと、スキャンモードを試しました。どちらもまだ深くマニュアルを読まず、とりあえずの設定でためしたら、それなりの動作をしたので、、、見直しの必要を感じています。

2.ハードウエア
 1)拡張基板
  昨年のARMマイコンコンテスト、「コイセ君」(小伊勢、井上 両氏 作成)の実機を拝見し、そのコンパクトさに魅力を感じ、今回それを見習い、95x72mmのユニバーサル基板に纏めました。
  上端にタクトスイッチを置くために、アクリル板で補強した事が工夫のポイントです。
 2)サブ(ドータ)基板
  現在、サブ基板上には、シリアルフラッシュROM(M25P40)を搭載し、アプリケーション毎に、サブ基板を使い分けることにしました、ファミコンのゲームカートリッジを交換するイメージです。
 現在 AN0、AN1の端子のみのもの(上記) と、 RS232Cドライバを搭載し、PCとのシリアル通信を行うものを組みました。
 将来、オシロスコープの電圧レンジ対応でリレー、オペアンプ、etcを搭載したものを作成したいと思っています。

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