2011年3月3日木曜日

MSP430 LaunchPad デモプロジェクト(温度センサー)の検証 その1



TIが提供している MSP430 LaunchPad のデモプロジェクトについて、最初単にLEDの点滅のみの簡単なデモプロジェクトと思っていました。しかし、Webサイトや、展示会等でこのデモプロジェクトが温度センサで結構機能豊富なものであることがわかりました。
そこで、このデモプロジェクトに興味を持ち検証を行います。まず、以下に動作検証までを記します。

1.デモプロジェクトのダウンロード
 MSP430 LaunchPad のWebサイト(http://processors.wiki.ti.com/index.php/MSP430_LaunchPad_%28MSP-EXP430G2%29_JP)からデモプロジェクトのファイル(slac435.zip)をダウンロードし解凍する。
2.デモプロジェクト開発
 1)CCSワークスペースフォルダを作成する。
 2)slac435.zipを解凍して得られる フォルダMSP-EXP430G2-Launchpadを1)のフォルダに移動する。
 3)CCSを起動し 1)のフォルダを指定する。
 ・Welcomeウインドを閉じる。
 4)デモプロジェクトを取り込む。
  ・Flie/Import => Import ダイアログボックス
   ①Selectで Import typeは General/Existing Project into Workspase を選択
   ②Imort Projectで Select root directory に フォルダMSP-EXP430G2-Launchpadを指定
 5)デモプロジェクトのビルドを試す。
  ・Project/Build Active Project を実行 =>成功
 6)MSP430にデモプログラムを書き込む。
  ・Target/Debug Active Project を実行 =>成功
  ・Target/Runを実行 => LaunchPadのLED1、LED2の交互点滅が始まる。

3.デモプログラムの動作
 1)LaunchPadの SW1(S1)を押すと、LED1,LED2の点滅がとまる。(消灯)
 2)LaunchPadの SW1(S1)を数度押すと、LED1がうす暗く点滅する。
 3)PCターミナルでLaunchPadにシリアル接続する。シリアル接続の設定はデフォルト
  シリアル接続 ”COM4:MSP Application UART(COM4)”
  ・MSP430 起動時/リセット時、PCターミナルは沈黙
  ・SW1(S1)を押すと、PCターミナルは文字化けを起こしながらカーソルが進む。

  一応の動作は確認できました。

4.Processingのインストール
    ※Processing:GUIに特化したプログラミング言語
 1)ProcessingのWebサイト(http://processing.org/)より processing-1.2.1.zip をダウンロードし、解凍する。
  Download Processing / ↓Windows
 2)解凍したファイル Processing.exe で Processingが起動する。


5.GUI source filesのダウンロード
 1) MSP430 LaunchPad のWebサイト(英文)で GUI source files (LaunchPad_Temp_GUI.zip)をダウンロードし、解凍する。
   ・LaunchPad はPCに接続、LED1,LED2が交互点滅した状態   
 2)解凍したファイル LaunchPad_Temp_GUI.pde を Processingで開き、RUN。
   ・Processing表示 Please,select the COM port that your LaunchPad is connected to,
[0] COM4
 3)ProcessingでEnterキー入力、LauchPadのSW1(S1)を押すと Processingは温度表示を始める。
   ・Processing表示 Current Temperature: 63°

   ・MSP430を指で触って暖めると 温度表示の上昇が確認できました。また温度によるLED1,LED2の輝度の変化も確認できました。

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