本日(11/20)、先日に引き続き、パシフィコ横浜で開かれている。Embedded Technology 2009に行ってきました。
今日は、カンファレンス(無料)参加と、32ビットマイコンの評価ボードの購入を念頭にブースを回りました。
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◎カンファレンス (メモ書き)
「最新FPGAで組込みシステムを簡単&柔軟設計!」
●Spartan6=>Spartan6 の改良点
・LUTが4から6入力になったことでのパフォーマンス向上
・MicroBlaze(ソフトCPU)のパイプラインは5段がパフォーマンスが良くなったかも知れない。(推測 Spartan3では3段のほうが早い)
●MicroBlaze Ver7までの更新履歴
●MicroBlazeのメモリ
・MCB(Memory Control Block)==MPMC(Multi Point Memory Controller) ==[BUS(PLBv4)]==MicroBlaze
●MicroBlazeにLinuxを搭載する際のTip。
パイプラインの段数等の設定(5段)
●MCB
・データバス幅 4,8,16bit/MCB に限定 32bitの場合2つのMCBを使う。
●Xilinxの開発ツールの体系が理解できたように思う。
・IDS11:ISE® Design Suite 11の略 (始め、IDSと言われて解らなかった)
・EDK:Embedded Development Kitの略
・XPS:Xilinx Plat form Studioの略 (EDKに含まれるハードウエアデザインツール)
ハードウエアデザイン用のツール。MicroBlaze(ソフトCPU)もこれで作成。
・SDK:Software Development Kitの略 (EDKに含まれるMicroBlaze用ソフトウエア開発ツール)
MicroBlazeに乗せるファームウエアの開発ツール C,C++コンパイラ等
「FPGAにおける高速DDRメモリ ボードシステムの設計・評価事例」
これは、受講テーマを間違えた。ほとんど理解不能のはず、しかし退屈せずに最後まで聞けた。
(DDR2などのメモリの資料で目にする内容がある程度有ったからか?)
◎展示会(評価ボードめぐり)
●Texas Instruments
Stellaris ARM Cortex-M3 シリーズ
・LM3S3748評価キット
小さなカラーLCDが魅力、フラッシュメモリ128KBが難
・LM3S8962イーサーネット+CAN評価キット
ある程度整った1枚
いずれもその小ささに魅力を感じる。
●STMicroelectronics
・STM3210C-EVAL
・STM3210E-EVAL Ethernetあり
これは魅力的
プログラムダウンロードはUSBケーブルだけで出来ないとのこと。
担当者に色々と説明していただいているうちにIARのキット(ST32F103ZE搭載)を頂いた。感謝、感謝
●NXP セミコンダクターズ
評価ボードは自社で作成しない。サードパーティで有るとの事
●NEC
評価ボードは自社で作成しない。サードパーティで有るとの事
(TESSERAの評価ボード)
●富士通
評価ボードは無いとの事(Cortex-M3について)
◎展示会(FPGAめぐり)
●Xilinx
・XilinxのFPGAのプログラム開発では、VHDL、Verilog(テキスト編集)による開発がメインで、Schematicでのシンボル操作による開発はあまりしないとのこと。
・XilinxのEvaluation Kitはあまり売り込む気が無いように感じられた。
●ALTERA
・NiosIIを使ったデモアプリケーションのデザインを見せてもらった。DDRメモリのインターフェース、Ethernetモジュール等はNiosII の内部にある。
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今回、2日かけて、展示を見て回りました、色々と参考になる話を聞けて、有意義な時間を過ごせました。
残念な点は、ルネサスの展示が無かった(ルネサス北日本セミコンダクタ は有った)ことです。
来年も、展示会、カンファレンスに参加できたらと思います。
出展各社、および各担当者に感謝。(本当にお邪魔いたしました。)
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