Interface誌 付属FM3基板 で タイマ割り込みにトライしています。必要とするタイマの機能は、インターバルの設定と割り込みによる関数こ呼び出しといった、ごく基本的な機能から試しています。
ペリフェラルマニュアルでは、デュアルタイマと、多機能タイマの2種類のタイマの記載があり、先日富士通サイトからダウンロードしたサンプルコードのうち、「mb9bf51xt_dualtimer-v10」を修正し、一応
の動作を確認しました。
●修正点
[smpl_dtim.c] / dtim_callback の if (int_flag < 30000 ){の処理に
FM3_GPIO->PDOR5_f.P0 = (int_flag & 0x0040) >>6;を追加
( bFM3_GPIO_DDR5_P0=1;を適宜に追加 ・・・GPIO出力設定 )
=>タイマ割り込み64回毎に点滅
次に、サンプルコード「mb9bf51xt_dualtimer-v10」のsample_main.c smple_dtm.c DtimDev.h DtimDev_FM3.c DtimDev_FM3.h のソース、ヘッダー
別のサンプルコード「mb9bf61xt_template-v13」 のmb9b610t.h system_mb9bf61x.c system_mb9bf61x.h のソース、ヘッダー
を使って、KEILの新規プロジェクトを作成しました。ただ、サンプルコードの”mb9bf51”が気になっただけのことですが。
●KEIL新規プロジェクト作成について、
ターゲットの実デバイス 「mb9b618t」はDataBaseに追加されたようでこれを指定しました。
=> startup_mb9bf61x.s が生成されました。
ここまでは、比較的容易にたどりつけました。
現在過去のV850~SH2Aで使い続けたプログラムへの対応を行っています。今回使用のサンプルコードは、結構ややこしく組まれています。サンプルコードの解析結果やマニュアルに基づいて、一旦出来るだけ単純化したものにしようとしています。
まだ、タイマ割り込みが実現できず、2日ほどもがいています。
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今回、Cortex-M3としては、3つ目のmcu(STM32、LM3S、FM3)になるのですが、初めて気付いた点がありました。
◎メモリ上のレジスタの領域が2つある、ビットバンド領域とエイリアス領域
サンプルコードのmb9b610t.hで同じレジスタの項目が定義される箇所が2か所あり、別のアドレスが割り当てられていて、最初は何だこれは!理解不能!という感じでした。
いくつかのサンプルコードをじっくり調べると、どうも、レジスタの1ビットが1ワード(32ビット)に展開されていることが解ってきました。
このような機能が、マニュアル(一部表記に誤り?)でビットバンド領域なる言葉があり、Cortex-M3の機能であることに初めて気づきました。
FM3のコーディングでは、ビットバンド領域への書き込みでレジスタを設定するのがよいのか、エイリアス領域への書き込みでレジスタを設定するのがよいのか、、、
いずれにせよ、無秩序に混在したコーディングは避けた方が無難だと言えます。
(ただ、エイリアス領域を使う利点をまだ認識していないだけなのですが。。。)
2012年5月7日月曜日
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ビットバンド領域を使用すると1bitの操作を少ない命令で実現できるのが利点です。あと、必然的にread-modify-writeの様になるので割り込み処理とメイン処理の両方で同じレジスタにアクセスする場合にこのあたりを気にしなくていいので、楽が出来ます。
返信削除どちらの領域を使うかはケースバイケースだと思います。
Juj*r*uさん コメントありがとうございます。
返信削除関連マニュアルではなかなか読み解けない情報だと思います。感謝します。
ちなみに、富士通のマニュアル(MB9Axxx_MB9Bxxx Seriesペリフェラルマニュアル)のビットバンド領域は、
ARM Coretex-M3 テクニカルマニュアル(fin_1226_DDI0337) ではエイリアス領域となっていてビットバンド領域は0x40000000 から始まる領域(直接レジスタをさす領域)となっているように思います。
注意する用語 ペリフェラルのエイリアス領域/ビットバンド領域