2015年8月28日金曜日

LaunchPad ブースターパック(TFT液晶)を試しました。 その2

MSP432 LaunchPad 用の BoosterPack を RM46x LaunchPad に 試してみました。

これらのLaunchPadは、BooserPackに使用するピンヘッダーの機能が共通なので、LM4F120 LaunchPad のように ピンの変換を行う必要はありません。
 ただ、BooserPack BOOSTXL-K350QVG-S1 に RM46用のサンプルが無いだけだと思います。

 とりあえず、画面表示に挑戦してみました。

ポイントは、
 ・SPI 機能は MibSPI3 モジュール を使用 
   ただし動作モードはSPIモード(MibSPIモードでは行わない。)
 ・GPIO 機能は 少々面倒
  SPI CS ピンは直接 GPIO(GIO)を使えません。
  High-End Timer (N2HET) モジュールのGIO機能を使う。
 ・HALCoGenに慣れること。






HALCoGenの設定

 SPIの設定 
*MIBSPI3とSPI3は同じモジュール(としてあつかう。?)

  SPIの設定2
*DataFormat 0 を設定。
*ボーレートを16MHzで設定
*ClockPolarityをチェック
(SPI MASTERとなる。)

  ピン設定
*SPI SIMO CLKのピン設定





 










SPI コーディング

   spiDAT1_t dataconfig_t;
   uint32 blocksize;

   //  DataFormat 0 を指定
   dataconfig_t.DFSEL = SPI_FMT_0;

   dataconfig_t.CS_HOLD = true;
   dataconfig_t.WDEL = false;
   dataconfig_t.CSNR = 0;

   blocksize = 1;

・・・・・・・・・
   uint8_t dat;

・・・・・・・・・
   //SPI 出力
   uint16  srcbuff[8];
   srcbuff[0] = dat;
   spiTransmitData(spibase,&dataconfig_t,blocksize,srcbuff);


高性能 LaunchPad を試しました。

 
MCUのクロックスピードが220MHz、FlashROM 1.25MB RAM 192KB デジキーで購入できる最高スペックのLaunchPad(2015年8月時点) を購入しました。

 届いたLaunchPadを開封すると、MSP430に比べ小さいパッケージに、どでかいボード(MSP430の2.5倍)が窮屈そうに入っていました。
 早々、にUSBケーブルでPCにつなぐと2つのLEDが異なった周期点滅。
 以下の操作でLEDの点滅が変化


 ・LightSensor を指で 隠すと LED B の点滅が遅くなる。 
 ・UserSW Aを押すと、 LED Aの点滅が早くなる。
 ・Baud Rate: 19200, Data Bits: 8, Stop Bits: 2 and Parity: None. でターミナルソフトにつなぐと、ガイダンスが出力される。

 次に、LED チカチカの もっとも簡単なプログラムを作成にトライしました。(いきなり)
・Code Composer Studio(CCS)でワークグループを作成し、プロジェクトの新規作成を。
 => Target の
 => 再度 CCSをインストールし直す。(結果同じ)  

http://processors.wiki.ti.com/index.php/LAUNCHXL2_RM46:_Project_0 を 参考にする。
 =>RM46 対応の Target Configuration File を作成する。(プロジェクト作成の前。)
 =>HAL Code Generator を インストール
 =>サンプル Project0を 作成  ここで、Taget の 個別のMCUの選択リストにRM46があることに気づく。




 
 
 






Hercules RM46x LaunchPad の 感想

・IO ピンが多い、ほぼすべてのMPUのピンが利用可能。
・サンプル(デモ)プログラムがほとんど無い。 
  CCSプロジェクトファイル、プログラムソースに加え、HALCoCen. プロジェクトファイルがそろった、サンプルプログラムが提供れる事を期待。
・sys_main.c が 邪魔。 システム、各ペリフェラルのパラメータを HALCoCen. で 修正するたびに sys_main.cが出力 main.cと かぶり 邪魔になります。
・デジキーの価格設定が高い。TI ではほぼ20ドル が 4、721円 Hercules RM57L LaunchPadの価格では?と 。。。。





  
   

2015年8月21日金曜日

LaunchPad ブースターパック(TFT液晶)を試しました。

 MSP432 LaunchPad 対応のBoosterPack (BOOSTXL-K350QVG-S1 Kentec QVGA Display)を購入しました。
早速、MSP432に搭載、デモアプリ BOOSTXL-K350QVG-S1_GrlibExample_MSP432P401R を試しました。

このデモアプリ
 最初 4隅に赤○の表示、これを 順にタッチして、メインメニューが表示、ボタン選択で、テストグラフィックの表示、TIロゴの表示を行います。

さて、このブースターパック、過去に悪戦苦闘して、TFT液晶を表示させてきた事を思い起こすと、結構すぐれもののアイテムだと気付きました。

 今まで、TFT液晶表示を行おうとすると、TFT液晶のフレキケーブルの扱い、バックライトLEDの昇圧回路の作成等、手間暇とコストが結構かかりました。(特に実体顕微鏡での半田づけが大変)
 このBoosterPack、TFT液晶の入出力IFは 2.52mmの2×10のピンフレーム(ソケット)が2個、タッチパネル付き、それが、デジキーで3500円前後 正に理想的なアイテムです。

そこでBoosterPackを 単にTFT液晶モジュールとして試しました。
 デモアプリを CCSで LM4F120XL 用に修正し デバッグ開始、するとタッチパネル キャリブレーション画面の表示後、メインメニューが表示されました。

 (ただ現時点では、タッチパネルの扱いが不調で、キャリブレーション画面のチェックはスルーしてしまいます。)


 <<MSP432 => LM4120XLの変更点>>
 ・SPI  UCB0 => SSI0
 ・ADC 14Bit ADC(A13,A14) ⇒ 12Bit ADC(AIN1,AIN2)  ※
 ・GPIO(SDC) P4.6 => PD3
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ※ADC関連のパラメータは 1/4 に(適宜)

 

黒のLaunchPad(MSP432)を試しました。

 TIのサイトをチェックしていたら。MSP432なるMCUがリリースされているのに気付きました。
手軽に使えたMSP430の32ビット版 勝手知ったる ARM Cortex-Mシリーズ (ARM® Cortex®-M4F)    さらに、LauchPadがデジキーで購入可能。早速購入、デモアプリを試しました。

 開発環境のCCS ver.6.1も問題無く導入完了(TIの場合、開発環境のダウンロードで一旦メールを受け取らなければいけない。これを忘れると。TIのサイト内で堂々巡りをすることになります。今回同じメールを3通受け取りました。。。。)

 デモアプリは、PCのGUIアプリの操作で点滅LED(LED2)の色、点滅間隔を変化させます。
(PC GUIアプリで R:0 G:0 B:140 を指定、LauchPadのLED2点滅を青に、)


そのほか、
 ・UART機能 
    LauchPad(MSP430)経由で確認 
 ・Stellaris LM4F120XL プログラムの移植
    グラフィク液晶表示(SG12864)の移植
       ==>成功
    SDカード読み込みの移植(SPI機能)
       ==>目下のところ不調


MSP432の使い勝手は普通!!・・・・まだ、簡単なテストプログラム段階ですが、何の違和感も無く、プログラム開発が出来ました。