2009年11月20日金曜日

ET2009散歩(その2)

 本日(11/20)、先日に引き続き、パシフィコ横浜で開かれている。Embedded Technology 2009に行ってきました。
 今日は、カンファレンス(無料)参加と、32ビットマイコンの評価ボードの購入を念頭にブースを回りました。

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◎カンファレンス (メモ書き)

 「最新FPGAで組込みシステムを簡単&柔軟設計!」
  ●Spartan6=>Spartan6 の改良点
  ・LUTが4から6入力になったことでのパフォーマンス向上
  ・MicroBlaze(ソフトCPU)のパイプラインは5段がパフォーマンスが良くなったかも知れない。(推測  Spartan3では3段のほうが早い)
  ●MicroBlaze Ver7までの更新履歴
  ●MicroBlazeのメモリ
  ・MCB(Memory Control Block)==MPMC(Multi Point Memory Controller) ==[BUS(PLBv4)]==MicroBlaze
  ●MicroBlazeにLinuxを搭載する際のTip。
    パイプラインの段数等の設定(5段)
  ●MCB
  ・データバス幅 4,8,16bit/MCB に限定 32bitの場合2つのMCBを使う。
  ●Xilinxの開発ツールの体系が理解できたように思う。
  ・IDS11:ISE® Design Suite 11の略 (始め、IDSと言われて解らなかった)
  ・EDK:Embedded Development Kitの略
  ・XPS:Xilinx Plat form Studioの略 (EDKに含まれるハードウエアデザインツール)
    ハードウエアデザイン用のツール。MicroBlaze(ソフトCPU)もこれで作成。 
  ・SDK:Software Development Kitの略 (EDKに含まれるMicroBlaze用ソフトウエア開発ツール)
    MicroBlazeに乗せるファームウエアの開発ツール C,C++コンパイラ等

 「FPGAにおける高速DDRメモリ ボードシステムの設計・評価事例」
  これは、受講テーマを間違えた。ほとんど理解不能のはず、しかし退屈せずに最後まで聞けた。
   (DDR2などのメモリの資料で目にする内容がある程度有ったからか?)

◎展示会(評価ボードめぐり)
 ●Texas Instruments
  Stellaris ARM Cortex-M3 シリーズ
 ・LM3S3748評価キット
   小さなカラーLCDが魅力、フラッシュメモリ128KBが難
 ・LM3S8962イーサーネット+CAN評価キット
   ある程度整った1枚
  いずれもその小ささに魅力を感じる。
 ●STMicroelectronics
 ・STM3210C-EVAL
 ・STM3210E-EVAL Ethernetあり
   これは魅力的
  プログラムダウンロードはUSBケーブルだけで出来ないとのこと。  
  担当者に色々と説明していただいているうちにIARのキット(ST32F103ZE搭載)を頂いた。感謝、感謝
 ●NXP セミコンダクターズ
  評価ボードは自社で作成しない。サードパーティで有るとの事
 ●NEC
  評価ボードは自社で作成しない。サードパーティで有るとの事
  (TESSERAの評価ボード)
 ●富士通
  評価ボードは無いとの事(Cortex-M3について)

◎展示会(FPGAめぐり)
 ●Xilinx 
 ・XilinxのFPGAのプログラム開発では、VHDL、Verilog(テキスト編集)による開発がメインで、Schematicでのシンボル操作による開発はあまりしないとのこと。
 ・XilinxのEvaluation Kitはあまり売り込む気が無いように感じられた。
 ●ALTERA
 ・NiosIIを使ったデモアプリケーションのデザインを見せてもらった。DDRメモリのインターフェース、Ethernetモジュール等はNiosII の内部にある。
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今回、2日かけて、展示を見て回りました、色々と参考になる話を聞けて、有意義な時間を過ごせました。

残念な点は、ルネサスの展示が無かった(ルネサス北日本セミコンダクタ は有った)ことです。


来年も、展示会、カンファレンスに参加できたらと思います。 
出展各社、および各担当者に感謝。(本当にお邪魔いたしました。)

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